植物愛好家の備忘録

植物の栽培から少しマニアックな知識まで扱います

ブルーベリーの接ぎ木

 日本で栽培されているブルーベリーは大雑把にいうと、ハイブッシュ系とラビットアイ系の2種類に分けられます。ハイブッシュ系は実が大きく食味が優れるものの暑さや乾燥に弱く、ラビットアイ系は暑さや乾燥にはハイブッシュ系より耐性があるものの食味が劣るという特徴があります。そのため、ラビットアイ系を台木として、ハイブッシュ系を穂木として接ぎ木を行えば、地下部は暑さや乾燥に比較的強く、地上部の実は大きくておいしい株ができると考えられます。

 ちょうど、家で育てているブルーベリーに品種不明のラビットアイ系と思われる株があったので、そこにハイブッシュ系の枝を接ぎ木してみました。接ぎ木を行ったのが、2022年4月23日で、写真を撮影したのが昨日(2022年5月14日)です。

 台木とするラビットアイ系の株は、根元から出ている新しい枝5本だけ残して、残りは地際で切りました。5本の枝それぞれに、ハイブッシュ系の‘チャンドラー’を接ぎ木しました。昨日の時点で、‘チャンドラー’の枝から芽が出てきたので、このまま活着すれば接ぎ木成功と思います。

 

接ぎ木した株全体の様子(2022年5月14日撮影)

接ぎ木した枝のアップ(2022年5月14日撮影)

接ぎ木部分のアップ(2022年5月14日)