青色系ツツジ
青色系ツツジが今咲いているので紹介します。
青というよりは青紫色かなと思うのですが、ツツジやシャクナゲの仲間であまりこの色の花は無いので、昨年購入したものです。
現在所有している品種は‘ラスティックメイド(Rustic Maid)'と‘さざなみ’です。
‘さざなみ’の方がやや開花が早く、見頃を過ぎているのもありますが、青い色は少し薄いみたいです。
どちらの品種も、ヒカゲツツジ亜属(Subgenus Rhododendron)、有鱗片シャクナゲ節(Section Rhododendron)に属する種や品種の交配によって作出されたようです。
ちなみに、日本に自生するツツジの仲間では、薄い黄色の花を咲かせるヒカゲツツジが青色系ツツジに近縁みたいです。
以下、自分で調べた範囲ですが、2品種の交雑組み合わせを記載しておきます。
‘ラスティックメイド’
Rhododendron ‘Rustic Maid’ = Rhododendron ‘Blue Diamond’ × Rhododendron russatum
(Rhododendron ‘Blue Diamond’ = Rhododendron ‘Intrifast’ × Rhododendron augustinii)
Rhododendron ‘Intrifast’については調べきれず、由来が分かりませんでした。
‘さざなみ’
Rhododendron ‘Sazanami’ = Rhododendron mucronulatum var. taquetii × Rhododendron ‘Crater Lake' (確証はありません)
(Rhododendron ‘Crater Lake' = Rhododendron augustinii ‘Barto Blue' × Rhododendron ‘Blue Bird'(R. intricatum × R. augustinii))
Rhododendron mucronulatum var. taquetii は、ゲンカイツツジ(var. ciliatum)の近縁種で済州島に自生するタンナゲンカイツツジのこと。
上記の交配の組み合わせは、僕がインターネットで色々調べたもので、間違いがあるかもしれません。
特に‘さざなみ’の交配親は不確かだと思いますので、Rhododendron ‘Intrifast’の由来を含め、詳しいことをご存知の方がいらっしゃいましたら、コメント欄で是非教えてください。