植物愛好家の備忘録

植物の栽培から少しマニアックな知識まで扱います

カンキツの植え付け

 今日は以前から鉢で栽培していたカンキツの苗木を露地に植え付けました。鉢で10種類ほどのカンキツを栽培している中で、僕の住む地方の寒さ(最も寒いときの最低気温が-7℃程度)に耐えられそうな以下の5種類を選んで植え付けました。

 ①温州ミカン(極早生温州) ‘日南N1’

  品種の作出経緯:宮川早生(珠心胚実生)→興津早生(枝変わり)→日南1号(枝変わり)→日南N1

 ②‘スイートスプリング’

  品種の作出経緯:上田温州 × ハッサク →スイートスプリング

 ③‘オーラスター’

  品種作出の経緯:(ハッサク × ヒリュウ)× 晩白柚 →オーラスター

 ④カラタチ

 ⑤ユズ

 

 植え付けにあたり、直径60cm、深さ50cmの植え穴を掘りました。その植え穴に、2kgの苦土石灰、600gの熔燐、堆肥を混和しながら植え付けました。

植え穴と苗木(ユズ)

 

5種類を植え終えた様子(周囲を除草しきれませんでした)

 

温州ミカン ‘日南N1’

 

‘スイートスプリング’(冬の寒さで枯れこみました)

 

‘オーラスター’

 

カラタチ

 

ユズ

 

オクラ、モロヘイヤ、ゴーヤの播種

昨日(2022年5月3日)、オクラ、モロヘイヤ、ゴーヤの播種を行いました。3種類全て、昨年畑で栽培した株から採種した種子を播きました。

3種類ともポットに播種しました。

オクラの種子(2022年5月3日撮影)

 

覆土前のオクラ種子(2022年5月3日撮影)

 

モロヘイヤの種子(2022年5月3日撮影)

 

ゴーヤの種子(2022年5月3日撮影)

 

ゴーヤの種子は2粒ずつ7.5cmポットに播種(2022年5月3日撮影)

 

ジャガイモの植え付けとイチゴの移植

 昨年より2週間ほど遅くなってしまいましたが、ジャガイモの植え付けを行いました。品種は、‘男爵’、‘メークイン’、‘キタアカリ’、‘とうや’の4種類にしました。昨年は‘インカのめざめ’も作りましたが、収量が低かったので今年はやめました。

 種イモの切断は1週間ほど前に行い、1つあたりの質量が50~60g程度になるように切りました。ただ、‘メークイン’は切断前から1つあたりの質量が50g以下だったので、そのままにしました。

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切断した‘とうや’(2022年3月13日撮影)

 

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種イモを置いた様子

 

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土をかぶせた様子

 

 また、イチゴの植え替えを行いました。2020年11月に植え付けてそのままにしていたイチゴがあったので、もう一度ちゃんと管理し直すために植え替えました。品種は、‘とちおとめ’、‘アイベリー’、‘宝交早生’、‘東京おひさまベリー’です。

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植え付ける前(隣はタマネギ)

 

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植え付けた後

 

カキ ‘太秋’の剪定、誘引

 カキ ‘太秋’の剪定を行いました。細くて弱い枝や、上向きや下向きの枝などを根元から切りました。そして、管理しやすい高さになるように、手が届かない枝を下方向に誘引し直しました。

 剪定後は、切り口にトップジンMペーストを塗布し、雑菌が木の内部に侵入・繁殖するのを予防しました。

 また、元肥として緩効性肥料を株元にばらまきました。

 

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剪定前のカキ ‘太秋’

 

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剪定、誘引後のカキ ‘太秋’

 

のらぼう菜の定植とカキ‘次郎’の収穫

 2021年9月12日に播種し、10月3日にポットに鉢上げ(のらぼう菜の植え替えとカキ ‘太秋’の収穫 )したのらぼう菜を畑に定植しました。先日掘り上げたサツマイモを植えていた場所に、苦土石灰と化成肥料を混ぜて耕耘し、株間30cmで8株植えました。

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生育した苗

 

 ポットから取り出してみると、根がポット内で回っていたので、もう少し早く植えてもよかったと思いますが、畑の準備ができていなかったので仕方ありません。

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ポットから取り出した様子

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定植後の様子

 

 下の写真はカキ‘次郎’です。‘次郎’以外にも、‘太秋’、‘富有’も育てているのですが、この2品種は既に収穫を終えており、‘次郎’だけが少し残っています。次郎の外見上の特徴は、上から見てきれいな四角形にはならず、各辺の中央部分がややへこんだ形になる点です。

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カキ ‘次郎’の木

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収穫したカキ ‘次郎’の実

 

サツマイモの収量調査

 2021年6月21日のブログ(サツマイモの苗の植え付け)で書いた、サツマイモの収穫をしました。

 シルクスイート’、‘クイックスイート’、‘ベニアズマ’、‘べにまさり’の4品種を、生分解性マルチの無し、有りの2条件で栽培し、収量に差が出るかを調査しました。調査結果が下の表です。

 

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サツマイモ4品種のマルチ有無による収量の比較

 全体的に見ると、マルチが有るとやや収量が上がるか、無しと同程度の結果になりました。品種別にみると、‘ベニアズマ’が収量が多かったです。昔から‘ベニアズマ’は収量が多いと思っていたので、裏付けられる結果になりました。

 ただ、ベニアズマは大きくなりすぎたり、条溝が目立ちやすかったりして、品質はあまり高くないという印象です。

 シルクスイートは味や食感も高く、収量もそれなりにあるので、近年人気の理由が分かった気がします。

 

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収穫前の畑の様子

 

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マルチ無しの畝(下側)、生分解性マルチ有りの畝(上側)
生分解性マルチなのですでにボロボロになっていました。

 

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‘クイックスイート’を半分掘りだした様子

 

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‘クイックスイート’

 

オクラの採種とコマツナの発芽

 今年栽培していたオクラの実を熟すまでおいて収穫しました。写真は、枝についている状態ですが、この後切り取りました。数日乾燥させて種子を取り出して、来年用に冷蔵庫の中で保存しておくつもりです。

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熟したオクラの実(2021年10月24日撮影)

 

 また、先週の日曜日(2021年10月17日)に、またコマツナの播種を行いました。2021年9月12日(野菜(7種類)の播種)にコマツナ ‘夏楽天’を播種したものを全て収穫してしまったので、新しくコマツナを播きました。今日ようやく発芽確認でき、発芽するまで7日間ほどかかりました。やはり、10月に入り気温が下がったので、9月に播種した時(3日ほどで発芽)よりも発芽までにかかる日数が長くなりました。

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コマツナを播種した場所(2021年10月24日撮影)

 

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発芽した様子(2021年10月24日撮影)