植物愛好家の備忘録

植物の栽培から少しマニアックな知識まで扱います

ジャガイモの試し掘り

 2021年5月2日のブログ(ユキヤナギの播種とジャガイモの土寄せ)で書いたジャガイモの試し掘りを行いました。

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ジャガイモの様子(2021年6月5日)

 

 ‘男爵’、‘メークイン’、‘キタアカリ’、‘とうや’、‘インカのめざめ’の5品種を1株ずつ掘りあげました。やや‘メークイン’は収穫が早いかなという印象でしたが、他の品種はもう収穫してもよさそうなサイズのイモができていました。3月7日頃に植え付けを行い、‘メークイン’を除く早生品種は約3ヵ月で収穫可能になりました。

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‘男爵’ (左上の竹の棒が10cm)

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メークイン

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‘キタアカリ’

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‘とうや’

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‘インカのめざめ’

 

 1株からの収量は、‘インカのめざめ’を除く4品種が約1kgで、約50gの種イモを植えたので、約20倍になりました。イモ数は、おおよそ15個前後でしたが、‘メークイン’が21個と他の品種より多く、その分1個あたりの質量は軽くなりましたが、中生品種なのでもう少し日をおけばさらに肥大する可能性はあると考えています。

 ‘インカのめざめ’はもともと収量性の低い品種なので、1株からの収量が700g程度でしたがこんなものかなと思います。

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収量データ(各品種1株掘り上げ時)

 

シャシャンボの続報-2

 2021年5月9日のブログ(シャシャンボ実生の続報と、ユキヤナギとルコウソウの発芽 )で書いたシャシャンボ実生の続報です。

 まだまだ小さな状態ですが、個体によっては本葉が出始めました。本葉は鋸歯があって、既にその特徴が出ています。

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シャシャンボの実生(2021年5月23日撮影)

 

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本葉が出てきた様子(2021年5月23日撮影)

 

ユキヤナギの続報

 2021年5月9日のブログ(シャシャンボ実生の続報と、ユキヤナギとルコウソウの発芽 )で書いた、5月2日播種のユキヤナギの続報です。

 5月9日には、ユキヤナギの播種には赤玉土がよいと書きましたが、その後、赤玉土播種のものは大半が枯れてしまい、バーミキュライト、市販の播種用培土に播いたものの方が順調に育っています。

 赤玉土は、発芽は早くなるかもしれませんが、おそらく根がうまく張れないのだと思います。それに対して、バーミキュライトや市販の播種用培土は水やりのときに種子に土がかぶさって発芽は遅くなるものの、根が張りやすく、その後もちゃんと生育できるのだと考えられます。

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ユキヤナギの状態(左:市販の播種用培土、中:バーミキュライト、右:赤玉土

 

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バーミキュライト播種のアップ(2021年5月23日撮影)

 

モロヘイヤ、オクラ、ゴーヤの苗

 2021年5月8日のブログ(モロヘイヤ、オクラの発芽)で書いた、モロヘイヤとオクラ、ゴーヤの続報です。

 モロヘイヤは、5月8日から新しく発芽してくるものもなく、播種した種子の数から考えたら、それほど発芽率は高くなかったようです。また、発芽したものも一部枯れてしまいました。ただ、このまま育てば十分量の苗は確保できそうです。

 本葉が2枚ほど出てきて、もう少し育てば安心できる大きさになると思います。ちなみに、写真の左側の購入した野菜播種用培土に播いたものの方が少し生長がいいようです。

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モロヘイヤの苗(2021年5月22日撮影)

 

 オクラも、5月8日時点から新しく発芽してくるものがなく、3株しか育っていません。さすがに3株では少なすぎるので、新しく種を播き直しました。

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オクラの苗(2021年5月22日撮影)

 

 ゴーヤは、16粒播いたうち、6~7粒程度が発芽してきています。モロヘイヤ、オクラよりは発芽は遅いですが、種が大きいこともあり発芽率は高めで、まだこれから発芽してくるかなと思います。大きく育ったものは写真の株のように本葉が2枚展開しきっていて順調に育っています。

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ゴーヤの苗(2021年5月22日撮影)

 

サツマイモの苗の到着

 5月21日に、注文していたサツマイモの苗が届きました。品種は‘クイックスイート’、‘シルクスイート’、‘ベニアズマ’の3品種です。

 並べてみると、ツルの様子にも特徴があるのがよくわかります。茎の色は、’クイックスイートは、完全な緑色、‘シルクスイート’はやや紫がかった色、‘ベニアズマ’は完全な紫色です。

 ジャガイモを収穫した後の畑に植え付けるつもりなので、それまでは鉢に仮植えしておくことしました。

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‘クイックスイート’のイモヅル21本(2021年5月22日撮影)

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シルクスイート’のイモヅル18本(2021年5月22日撮影)

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‘ベニアズマ’のイモヅル11本(2021年5月22日撮影)

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鉢に仮植えしたイモヅル(2021年5月22日撮影)

 

 ちなみに、‘クイックスイート’と‘シルクスイート’は20本、‘ベニアズマ’は10本で注文して、‘クイックスイート’は21本、‘ベニアズマ’は11本入っていたのですが、‘シルクスイート’は20本ちょうどで、しかも茎の一部が腐って溶けているものが2本ありました。

 仕方ないので、腐っていない部分を切り出して、挿し木することにしました。やはり、お店で直接買わないと、こういうこともあるかなと思います。

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一部腐ったイモヅルの救出(2021年5月22日撮影)

 

イチョウの挿し木の続報

 2021年4月17日のブログ(トウモロコシの播種とイチョウの挿し木 )で書いた、イチョウの挿し木の続報です。

 挿し木したポットは日陰に置いてありましたが、芽から葉が出てきています。ただ、「葉が出ている」=「発根している」ではなく、茎の中に蓄えた養分を使って元気に見えているだけのことも多いです。試しに1本抜いてみたのですが、やはりまだ発根していませんでした。

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イチョウの挿し木の様子(2021年5月16日)

 

カブ、ダイコン、ホウレンソウの続報

 2021年4月10日のブログ(カブ、ダイコン、ホウレンソウ)で書いた、3月20日に播種した3種類の野菜の続報です。

 カブ ‘玉里’は播種後50日程度がたった5月10日くらいから収穫して食べています。ただモンシロチョウの幼虫(アオムシ)がすぐに発生するので、トアローCT水和剤を中心に、頻繁に農薬散布をしています。

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カブ ‘玉里’(2021年5月16日)

 

 ダイコン ‘耐病総太り二号’は、まだ収穫まではいきませんが、順調に太ってきています。こちらもアオムシ対策で1~2週間に1回程度農薬散布をしています。

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ダイコン ‘耐病総太り二号’(2021年5月16日)

 

 ホウレンソウ ‘パレード’も順調に育っていると思っていたら、一部の株が抽苔してきてしまいました。今の時期は日長が長いので抽苔しやすいのですが、調べてみると幼苗期の低温でも抽苔が促進されるようです。3月20日播種で寒さに当たったことも抽苔の要因と思われます。

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抽苔したホウレンソウ ‘パレード’(右の株)